2014年11月04日
大切な思い出
私と夫は、結婚してから5年ほど繁華街の片隅で小さな食堂を営んでいました。
そこには風俗業のキャッチをしているおじちゃん、ストリップ劇場前で呼び込みをしてるおばちゃん、
一生懸命生きてる人達を窓越しに眺めながら日々過ごしていました。
結婚して2年で長男誕生、仕事と子育ての毎日はしんどかったけど、
繁華街を抜けた先にあった託児所に、長男をおんぶして通った毎日。
やがて長女が生まれ、ベビーカーを押してよちよち歩きの長男の手を引いていると、
おじちゃんやおばちゃんが、長男の小さな手やポッケにアメやガムを持たせてくれました。
「行ってらっしゃい」たくさんの笑顔に包まれて通った園も、私たちのお店も今はもうありません。
私は専業主婦となり、子ども達も大きく生意気盛りになりました。
それでもフッと思い出して、心が温かくなるそんな思い出です。
Posted by 照る at 14:36│Comments(1)
この記事へのコメント
繁華街ならではのいろいろな人間ドラマを見てきたと思います。
風俗で働く人は、本当は寂しく人恋しいと思います。
いい想いですね。
風俗で働く人は、本当は寂しく人恋しいと思います。
いい想いですね。
Posted by よよよい at 2014年11月09日 17:14